マイナポータル「ed1103エラー」の原因と対処法。市役所での手続きが必要かも？

2025年10月31日2025年11月9日

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マイナポータルでログインや申請手続きを進めている最中に、突然「ed1103」というエラーコードが表示されてお困りではありませんか？

「読み取り位置が悪いのか？」「ICカードリーダーが壊れた？」と焦ってしまいますが、この「ed1103」エラーは、読み取り機器の不具合（物理的な問題）というよりも、マイナンバーカードに搭載されている「電子証明書」や「カード情報」の検証に失敗した場合に表示されることが多いエラーです。

この記事では、ed1103エラーが表示された場合に確認すべき「5つの原因」と、市役所（区役所）での手続きが必要なケースを含めた対処法を詳しく解説します。

1. 「ed1103エラー」が示す主な原因とは？

「ed1103」エラーは、システムがあなたのマイナンバーカードの情報を照合しようとした際に、「このカード（または電子証明書）は、現在有効ではありません」と判断されたことを示しています。

具体的には、以下のいずれかのケースに該当している可能性が高いです。

エラーが発生したら、ご自身の状況が以下のどれに当てはまるか、上から順に確認してみてください。

これが最も多い原因の一つです。

原因： マイナンバーカードに搭載される「電子証明書」の有効期限は、カード発行から「5回目の誕生日まで」です。これは、カード本体の有効期限（10回目の誕生日）とは異なります。
確認方法： マイナポータルアプリの「電子証明書の有効期限を確認する」メニューや、カード発行時に受け取った控え（紙）で確認できます。
解決策： 期限が切れている場合、ご自宅では解決できません。お住まいの市役所（区役所）の窓口で「電子証明書の更新手続き」を行う必要があります。（手数料は無料です）

原因： ログイン時に使用する「利用者証明用電子証明書（数字4桁）」や、申請時に使う「署名用電子証明書（英数字6〜16桁）」の入力を連続で間違える（数字4桁は3回、英数字は5回）と、不正利用防止のためにロックがかかります。
解決策： ロックされた場合も、ご自宅では解決できません。お住まいの市役所（区役所）の窓口で「暗証番号のロック解除（初期化）」手続きが必要です。

原因： 引っ越しなどで住所が変わると、マイナンバーカードの情報を書き換える手続き（券面変更）が必要ですが、この手続きを行うと「署名用電子証明書」は自動的に失効します。住所変更手続きの際に、電子証明書の再発行を忘れていると、ed1103エラーが発生することがあります。
解決策： お住まいの市役所（区役所）の窓口で、電子証明書の新規発行手続きを行ってください。

原因： もし「スマホ用電子証明書（スマホだけでログインできる機能）」を利用しようとしている場合、「利用申請」だけを行い、その後の「利用登録」が完了していない（またはシステムに反映されていない）状態でログインしようとすると、検証エラーになることがあります。
解決策： マイナポータルアプリの案内に従い、「利用登録」まですべての手順を完了させてください。

原因： 確定申告の時期（2月〜3月）や、給付金申請の開始直後など、マイナポータルやe-Taxのサーバーにアクセスが集中している場合、一時的に検証プロセスが失敗し、エラーが出ることがあります。
解決策： 数時間〜半日ほど時間をおいてから、再度ゆっくり試してみてください。

上記のいずれにも当てはまらない、または原因がわからない場合は、最終手段として以下の2点を確認してください。

（念のため）読み取り環境の確認 主原因ではない可能性が高いですが、スマホの場合は「スマホケースを外す」、PC（ICカードリーダー）の場合は「USBポートを抜き差しする」も試してみてください。
マイナンバー総合フリーダイヤルに問い合わせる エラーコード「ed1103」が出た旨を伝え、専門のオペレーターに状況を相談してください。

マイナンバー総合フリーダイヤル（無料） 0120-95-0178