最終更新:2025/10/20
結論(最初に)
対応スマホであれば、NFC(近接通信)とマイナポータルAPを使ってマイナンバーカードの電子証明書(JPKI)をスマホで利用できます。ログインなどの手続きがスマホだけで完結しやすくなります。まずは事前準備を整えてから、OS別の手順に進みます。
事前準備(チェックリスト)
- スマホがNFC対応である(設定でNFC/おサイフ機能をON)。
- マイナポータルAPがインストール済みで最新版。
- ブラウザは標準ブラウザを使用(iPhoneはSafari、AndroidはChrome)。
- カードの電子証明書が有効(期限切れの場合は先に更新)。電子証明書が期限切れの時の対処
- 暗証番号(4桁:利用者証明用)を把握。心当たりが曖昧なら当日の推測入力は避けます。暗証番号を忘れた/ロックした時
対応機種・OSの要件は時期により変わります。最新の案内は公式リンクをご確認ください。
搭載手順(iPhone/Android)
iPhone
- Safariで マイナポータル を開き、ログインを選択します。
- 画面の案内に従いマイナポータルAPへ切り替えます(初回は起動許可が必要)。
- カードを端末のNFCアンテナ位置に密着させ、4桁の暗証番号を入力します。
- 案内に従ってスマホ利用の設定を完了します(完了後はスマホのみでの利用がスムーズになります)。
Android
- 設定でNFC/おサイフケータイをONにします。
- Chromeで マイナポータル を開き、ログインを選択します。
- 画面の案内に従いマイナポータルAPへ切り替えます。
- カードを端末のNFCアンテナ位置に密着させ、4桁の暗証番号を入力します。
- 表示に従ってスマホでの利用設定を完了します。
ブラウザからアプリへ切り替わらない場合は、ポップアップ/アプリリンクの許可が必要です(次の「アプリと権限」を参照)。
読み取りのコツ(失敗しやすいポイント)
- ケース・金属プレート・磁気カードを一時的に外す。
- カードのICチップ付近(券面右上付近)を、スマホのNFCアンテナにぴったり密着。
- 反応がないときはゆっくり位置をずらす。背面/上部/中央など、機種ごとの反応点を探ります。
- 端末が熱い・バッテリー低下時は読み取りが不安定になることがあります。時間を置いて再試行します。
アプリと権限(切り替わらない時の対処)
- マイナポータルAPは最新版に更新。
- ブラウザでポップアップや外部アプリの起動がブロックされていないか確認。
- 通知・近接通信に関わるアプリ権限をON。
- それでも遷移しない場合は、一度アプリ・ブラウザを終了→再起動、または端末再起動を試します。
PCでの利用はICカードリーダー+JPKI利用者ソフトが必要です。スマホでの利用が難しい場合はPC環境も検討します。
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よくある質問
- 対応機種の確認はどこでできますか?
- 時期により変わるため、公式の対応機種・OS一覧をご確認ください(下の公式リンク参照)。
- カードは有効なのに利用できません。
- 電子証明書が期限切れ/未搭載の可能性があります。先に状態を確認・更新してください。
- 暗証番号を何度か間違えました。
- 4桁は3回でロックされます。推測入力は中止し、窓口で初期化→再設定を行います。
- スマホとカードのどちらを優先すればいいですか?
- 場面により使い分けできます。スマホが安定しない場合、カード+カードリーダーでのPC利用が確実です。
公式リンク
※本記事は一般向けの概要です。対応機種・OS・アプリの仕様は変更される場合があります。最新の案内は必ず公式ページでご確認ください。



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